こんにちは。みちながです。
就活生の方は入社する会社が決まってきている時期でしょうか。会社の福利厚生の一環として提供される独身寮についてご存じでしょうか。せっかく希望する会社に入社できても住宅関係の福利厚生で苦労していしまう方が多いです。私は新卒の1年間を集合寮で過ごしました。その経験から色々なことを感じたため、備忘録的にブログとして共有しようと思います。
最近では寮に関するニュースが話題になっており、ある食品企業では寮の環境が劣悪で新卒者の9割が内定辞退しているという報道もありました。このような状況もあり、寮制度のある会社への就職を控えている方は不安に感じているのではないでしょうか。
内々定を得ることに意識が集中してしまい住環境まで考えられないのが現実
なぜか就活中には詳細情報が提供されないため、寮制度はブラックボックス化されています。入寮後に多くの人が絶望する原因の一つです。大企業では複数の寮が存在し、勤務地や年度によって入寮先が変動する可能性があります。つまり、運要素も大きく関わってきます。不公平だと感じますが共同寮か借上げ寮か運に左右される会社もあります。共同寮と借上げ寮の違いに関しては以下の記事で詳しく紹介しています。
【要注意】共同集合寮と借上寮の違いって何?新卒生活に大きく関わる寮制度について解説
寮制度のある会社から内々定を頂いた場合、寮に入るべきかそれとも賃貸住宅を借りるべきか悩む方もいるでしょう。実際、寮生活に向いていない人も一定数存在します。その特徴に関しては以下の記事で紹介しています。
【あなたも当てはまる?】集合寮での生活に向いていない人の特徴5選
私はどんな環境であれ、いったん入寮してみることをお勧めしています。この記事ではその理由について解説します。寮制度がある会社から内々定をいただいた方や入寮を迷っている方は参考にしてみてください。私が生活していた寮の情報はプロフィールにて紹介しています。
「住めば都」は嘘だけど、「とりあえず入寮」の価値はある
とりあえず入寮してみる理由5選
家賃が安く初期費用が掛からない
これが一番の理由です。私は家賃と一律の水道光熱費を合わせて月1万円程度であり、毎月の給料から天引きされます。学生最後の月、金欠だとしてもクレカを無理に使って遊びや旅行をしたい方も多いと思います。給与天引きだとクレカの引き落としに怯えることがなくなります。入居時の引越し費用も会社が負担してくれるケースが多いため、寮までの交通費のみで引っ越すことができます。
私自身、学生時代は常に金欠で残高がない状態で新社会人を迎えることに・・・。家具代、引越し費用がかからないおかげで初任給を受け取った時点で金欠が解消されました。持論ですが、金銭的余裕がないときに最も削るべきは固定費であり、家賃だと考えています。
新卒のうちは家賃の負担が生活に直結します。初ボーナスがもらえる6月には生活の基盤が構築されていました。余剰金でNISAをはじめることができるレベルです。金欠のまま社会人を迎えてしまう方に関しては、とりあえず入寮してみて生活の基盤を整えてからライフプランを考えるのが最適解だと思います。
月額換算で最も多くの割合を占めるからです。週5で出社している社会人が家にいる時間は何時間でしょうか。週5で8時間勤務、往復1時間通勤、土日は家に滞在、睡眠時間を1日8時間と仮定して計算してみると、1ヶ月で約300時間であるということになります。残業していたり、会社帰りや休日に外出している場合は更に滞在時間が短くなります。
家賃が10万の場合、1時間滞在するのに3333円かかっているという計算になります。一方で家賃が1万の場合、1時間滞在するのに333円かかっているという計算になります。家賃が変わると月の支出も段違いに変化します。フルリモートで仕事している場合は家にお金をかけるべきかもしれませんが、特に金のない新卒社会人は家賃をできるだけ削っていち早く生活の基盤を安定させましょう!
同期、先輩との話のネタができる
入社直後は同期や上司への自己紹介の機会が多く発生します。特に上司とどんな話をしていいか困ってしまう場合に寮の話題は使いやすいです。築年数が大きい寮なら経験している上司が多く、特有の寮あるあるで話に花を咲かせることもできます。同時期に入寮することになる同期とも寮を通じて話が盛り上がる場合もあるため、自分だけ入寮していない状況になると輪に入りにくいこともあるかもしれません。寮の人間関係を得るために、実家から通勤した方が近いにも関わらず寮を契約している人もいます。NGの会社が多いため要注意ですが。
辛かったら貯金してすぐに退寮できる
住んでみて合わないと感じたらすぐ退寮するのもありです。自己都合の引っ越しは自腹になってしまう会社や、家賃補助がもらえない会社もあるため、金銭的に余裕が出るまでは頑張って耐えた方が良いです。一人暮らしは快適ですが、固定費が一気に跳ね上がってしまうため慎重に選択しましょう。
会社によっては入寮後数年後に借上げのマンションに移れるケースや、制度として寮が廃止になり借上げに切り替わるケースもあるため、しっかり情報収集した上で退寮するか判断しましょう。私は住環境に慣れることはできませんでしたが、寮は寝る場所と割り切って、休日は毎日外出するようにし、平日も遅くまで寄り道して退勤後の生活を充実させることで寮の滞在時間を減らして乗り切りました。
特に予定がない場合でも一人でカフェに行き読書して帰る等、滞在時間を減らす工夫はいくらでもできます。外出先で生産的な活動ができるので自分を高めたいという意識の高い方は是非実践してみてください。
家事を減らせる
寮によっては食事が提供されたり、共用部分の清掃は清掃員の方が定期的にやってくれたりするため、家事を大幅に減らすことができます。設備関係のことは寮長(管理人)に聞けばすぐに対応してくれるのもありがたいです。特にこれまで一人暮らしをしたことがなかった方は徐々に慣らしていけるためおすすめです。
家事以外で不便な点(風呂や洗濯場への移動)との兼ね合いもありますが、家事を減らすことで結果的に可処分時間を増やすことができます。思いもよらなかった点ですが、私が住んでいた寮では寮長が日替わりで常に常駐していたため宅配物をいつでも受け取ってもらえたのが非常にありがたかったです。また、共同のゴミ捨て場では24時間ゴミを捨てることが可能でした。
金銭的デメリットがない
逆転の発想ですが、金銭的デメリットがないことがメリットです。入居時にほとんどお金がかからないため、金銭的なデメリットはありません。現在の生活水準とのギャップが大きい場合は耐えられないかもしれませんが、金欠のまま社会人になる方や節約意識の高い方は年収に直結するレベルの恩恵を受けることができます。
まとめ
いかがでしょうか。本記事ではまずは独身寮に入ってみることをオススメする理由について解説しました。これから就活の方は、給料だけではなくて寮などの福利厚生もよく調べて検討してみてください!寮にまずは入ってみるべき理由5選は以下になります。
- 月額費用が安く初期費用が掛からない
- 同期、先輩との話のネタができる
- 合わなかったら貯金して退寮すればよい
- 家事を減らせる
- 金銭的デメリットがない
またお会いしましょう!
それでは!!
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